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社会福祉法人かつぎ会

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31日

谷和の里:こらむ

BCP訓練【自然災害】


この度、土砂災害発生を想定して利用者様の避難・搬送について訓練を実施いたしました。
まず最初にベッド上の利用者様を避難用ストレッチャーに職員2人で移乗して搬送する動きを確認しました。この際の問題点は、急を要するのにそもそも職員2人では時間がかかり過ぎるということ、また、一度担ぎ上げてから床のストレッチャーに乗せる際に中腰になってしまうことで腰に大きな負担がかかってしまう。ということで、現実的ではありませんでした。
次に使用中のベッドシーツをそのまま利用して、職員1人で利用者様をシーツに包んで頭側を抱えながらベッドから引きずり下ろす動きを確認しました。この方法であれば、素早く少ない負担で逃げることができそうです。しかし、問題は下ろした瞬間に抱えていない側の足が床に叩きつけられてしまい、その衝撃が大きいということです。生きるか死ぬかという局面であれば「足の痛みよりも第一に命」とは分かっているものの、やはりどうにかしたいところです。そこで、ベッド上の掛布団を床に落としてから引きずり下ろすことで、若干のクッションになることが確認できました。これは良さそうです。
また、床上を搬送する際に、どのように握れば女性の力でも一人で搬送しやすいかという検証も行いました。
今回参加できなかった職員も居ますので、また訓練の機会を設けたいと思います。

 

消防訓練【夜間想定】


今回の消防訓練は夜間想定にて実施いたしました。
夜間に火災が発生した場合、夜勤者と宿直員のみでどのように対応すれば利用者様をお守りできるのか。
利用者様にもご協力をお願いして、フロアの電気を消した状態で行いました。

火災報知器発報から火元の捜索、初期消火開始、初期消火失敗における避難誘導まで一連の流れを実際に動きながら確認していきます。
参加した職員は、頭では分かっているのに今やること、次にやることがなかなか出てこなくて、戸惑いながら動くという場面もありました。
最後に参加者同士で意見交換を行い訓練の内容を振り返ったのですが、注意点や改善点など色々と気付くことができました。
いざという時に動けるよう、これからも訓練をしていきたいと思います。